車に強く依存する社会から抜け出したいと思う理由 : 責任
2022年の目標の一つとして移住を挙げたが、これには交通を自家用車に強く依存する社会で生きていく上で負わなければならない、2つの大きな負担から逃れるためである。その負担とは責任とコスト。 この記事では前者の責任について書いてみる。
車社会と交通事故リスク
私は茨城県西部の地方都市に住んでいる。嘗て商業都市として栄えたが、今では茨城県人口増減数ランキングで下から数えた方が早いくらい人口が減っており(率では県北地域の方が高いが)、公共交通機関も含めて衰退が進む地域にいる。JR水戸線は今も現役ではあるが、かなり車社会の雰囲気が強い。
令和2年茨城県の人口(茨城県常住人口調査結果報告書)/茨城県
車社会に生きているなら交通事故現場を目撃する事は珍しくないと思う。また、中には事故の当事者となってしまった方もいるかもしれない。それでも交通事故を起こしたことが無い人にとっては、どこか他人事のような感覚でいる事もあるのではないだろうか。
運転免許証を持っている方であれば聞いたと思うが、万が一交通事故を起こした場合、行政上の責任・刑事責任・民事責任が問われる。
最近では自宅から運動に出かけようと青信号の横断歩道を左右確認して渡っていたところ、その中程でかなりの速度で曲がってきた車と衝突をしかけた事がある。また、私が最初に仕事をした職場は交通量のとても多い片側2車線の国道沿いにあり、交差点にも近かったせいか、それなり数の交通事故現場を目撃してきた。とても重い荷物を積んだ大型トレーラーが横転する事故や、交差点を自転車で横断する学生を車ではねてしまった事故、酒に酔ったのか路上に寝ていた人を轢いてしまった事故等。後者2件はいずれも死亡事故である。
「路上で寝ている人がいる」という状態はとても非現実的だと思う方もいるかもしれないが、実際に私が深夜の業務で二輪を運転していた時にも遭遇した。市街地を離れた真冬の山道を走っている時で、まさか寒い冬にこんな山道で寝ている人なんていないだろうと思ってはいたが、実際に本当に現実で目撃するとは思わなかった。当時は急制動をかけてなんとか事故には至らなかったが、万が一の事態になっていたとしたら今の私は今の私でいなかったかもしれない。 業務上で起きた多額な賠償が発生する事故はもちろん、私生活上で死亡事故を起こしてしまった人の心境やその後の生活については、私には想像がつかない。
だが、車社会に生きる中で事故やヒヤリハットの事例を身近でいくつも体験しており、それは幸い大事故に至らなかっただけでその可能性は常にあると考えながら運転をする毎日である。
高齢運転者の増加に感じる事
飽くまでこれは私の感覚でしかないが、運転免許を取得した当時と比較すると高齢ドライバーの数は増え、危なっかしい動きをする車が増えたのはとても実感している。2019年に発生した東池袋自動車暴走死傷事故は、高齢の運転者が起こした自動車事故でも社会的影響は大きかったのではないだろうか。
特集:池袋暴走事故 -産経ニュース
そしてあの事故は、もしかしたら将来の自分が起こす可能性も秘めていると、心のどこかで思っていたりする。
行動するなら早いほうがいいという考え
今乗っているバイクも、そして以前乗っていた四輪自動車も適切に扱えば楽しく便利な道具ではあるが、 "無くても生活できるけど、あればより豊かな生活を送れる" ではなく "それが無ければ日常生活が成り立たない" という状況は現役時代ならともかく、そのまま老後まで身を置くにはあまりにもリスキーではないか。特に私は独身で、老後もその生活が続くと確信に近い想像があり、将来的に誰にも頼らず生きていかなければいけないと考えている。人口が減り、サービスや交通が衰退していく街で30-40年後の暮らす私の老後生活が、あまりにも辛いものになるのではないかという危機感が心の中にある。
年齢的にも移住先で仕事を探すのは容易では無いとはいえ、人生の中で一番若いのは今であり、行動を起こすのは早いほうがいいのは間違い無いと考えながら、日々粛々と準備を勧めていたりする。
2022年の目標
既に年が明けてから10日近く経つが、今年の目標を明文化してみる。
移住
本来であれば既に2020年にする予定であったが、SARS-CoV-2の感染拡大による混乱から断念した移住を今度こそ達成、または達成確実な状況とし、車社会からの離脱をする。老後を含めた自分の未来のために、今住んでいるところを離れたい。
生活水準の維持
2021年中に抑られるだけ抑えた生活コストを、身体的・精神的健康を損なわない程度に維持する事(教養や安全にかかる費用を除く)。
自分を大切にしてくれる人を大切にすること
社会人になりしばらく経つと、私生活ではなかなか人と接する機会が無くなってしまう。だからこそ(というのもあまり良くない気がするが)自分を大切にしてくれる人との関係を大事にしたい。
積立投資完遂
日本時間2021.01.06 04:00のFOMC議事要旨発表にて早期の利上げ・バランスシート縮小について言及があった事で株価指数が急落したばかりだが、これからも米国の金融政策の内容や実施時期の探り合いから、市場は荒れる相場展開を予想している。
FOMC議事要旨:早期利上げ、バランスシート縮小の可能性に言及 - Bloomberg
FOMC議事要旨:早期利上げ、バランスシート縮小の可能性に言及 - Bloomberg
【米国市況】タカ派的なFOMC議事要旨で株一段安、国債利回り上昇 - Bloomberg
そのような相場状況の中でも粛々と積立を行いつづける事。ただし押し目買いの機会があれば買う可能性はある。
健康維持
健康を失うことによってどのような損失があるのかは、2020年09月の入院生活で実感した。
病状が回復するまで身体的・精神的な苦痛や不安を感じる 通院や診察に長い時間がかかる 健康保険や高額療養費制度があるとはいえ、治療・入院には費用がかかる 勤務できない期間で得られたはずの収入が得られなくなる 勤務できない期間中、同部署従業員の業務負担が大きくなる 療養期間中は人として有意義な時間を過ごしているとは考えにくい と、すぐに思い当たるだけでも失うものが多い。現役時代はもちろん、体の衰えが早くなる定年退職後の貴重な時間や資産を、療養のために消費したくはないものである。
2021年初に立てた目標の達成状況
2021年の初め頃に立てた気がする目標の達成状況について、ざっくり振り返ってみる記事。
体重を通年57.5-58.5kg に収める
この目標は未達であるが、そもそも目標設定が適切で無かった可能性がある。
この目標を立てた当時、体重の値そのものの設定は問題無かったはずなのだが、設定後に受け取った健康診断の結果で、総コレステロールとLDLコレステロールが規格上限を超えていた。
原因は、2019年09月01日に下血を起こした一連の出来事によるものと思われる。3週間程自宅療養からの入院治療をした結果、体重が53.5kgまで落ち、大量の出血があった事から動物性タンパク質と鉄分を多く摂ろうと極端にそれっぽい食生活をした事が疑われた。
その原因を解決すべく食生活を改善した結果、体重の値が退院後と同水準になってしまった。現在のBMIは19.23で、かなり低体重に近い普通体重に入る。適正体重とされるのは61.21kgであるが、その値まで上げるにはかなり勇気が要る。
検診結果を知って以降、肉類・乳製品を魚介類・豆類(主に大豆)に置き換え、10月以降は時々アーモンドをかじるようにしている。主食は主に米+胚芽押麦かビタバァレーで、およそ170gくらいを摂り、仕事中に足りないと感じた時は間食で補うような食生活だった。
先日の検診では収縮期血圧107mmHg・ 拡張期血圧66mmHgで良好な結果が得られていた。血液検査の結果は後日。
おバイクで出かけたら、その景色と一緒に写真をたくさん残す
あまり達成できたと言えない気がする。
どこかに行った時は車両を停めるわけだが、そこから見える景色はあまりピンと来なかったので残そうと思わなかったところがある。
バイクを降り、離れた先で撮った写真は結構あるのだけど、重く大きい車両を持ち込むわけにはいかないのでなかなか難しかった。
自分としてはかなり多くの場所に行ってはいるのだが、写真スポットはあまり考えた事が無かったので、これは来年の課題としたい。
ただし、来年は大きなライフイベントを予定しているため、メンテナンスコストを含め出費を抑えたい事と、状況によっては車両を手放す可能性もあるので、撮れるうちに思い出として残しておきたい。
無事故無違反・安全運転
通勤途中のヒヤリは2回ほどあったが、それを除けば達成できたと言える。今の車両を購入してから通勤やソロツーリングを含めて約50,000km走ったが、前述のヒヤリ2回以外危険な状況はあまり無い。
休暇はしっかり遊んだり休んだりし、生活にメリハリと心の安定を持たせる
これは達成したとは言い難いところがある。平日の仕事で疲れ切ってしまい、週末身体が動かないという状況が、特に2-4月と7-9月に多かった。その期間は特に精神的によくない状態でもあった。
このテの文言はしばしば職場でも言われるが、実現するのはかなり難しいと実感している。
資産形成はしっかり
上の画像は43ju-niというポートフォリオ管理サイトより。 43ju-ni : https://43juni.pocco.net/ 各指数は2021年初来、その他のチャートは私がこのサービスを利用し始めた2021年06月下旬以降のリターンとなる。
2019年07月にクレジットカード利用残高(一括払い枠)以外の負債が無くなったので、本格的に25-30年後の老後資金形成を目的として、個人的に定めたポリシーに従いiDeCoやつみたてNISAを活用することとした。これらの投資対象の値動きはiDeCoがS&P500指数、つみたてNISAがCRSP US Total Market Indexに連動するため、配当金や信託報酬も含めて概ね指数通りの運用成績となる。
特定口座で保有している株式のうち、一部銘柄の評価額が2021年10月から11月にかけて大きく下落したが、それでも全体PFが2021年11月30日に対NYダウ工業株30種平均の年初来リターンに迫る成績が出ていたりする。
2022年は直近の新型コロナウィルス オミクロン株の感染拡大や、春以降の米国FRBのテーパリング終了と、2-3回行われると予想されている利上げから不安定な相場を予想している。過去に6年ほど経験があるとはいえ、これから想定している長い道程で色々な事が起こったとしても、しっかり投資メンタルを保って継続していきたい。
テスト投稿を兼ねた最初の投稿
MovableType 2.xxの頃からBlogを始め、紆余曲折を経て ConoHa の VPS で KUSANAGI を運用し今に至るが、学生時代のように執筆に時間も気力も無く。
MovableType を運用していた頃に比べると大分カスタマイズに対する意欲も落ちた気がするので、VPS は別の事に使おうかなと考えている。
保持してるドメインはどうしよう…。